〈解説・あらすじ〉
まさにコロナ渦の我々と同じ!環境下ではないですが、物語は、厳寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地“ウインド・リバー”で見つかった少女の凍死体が、発見!
凍てつくような寒い山をひとりの女性が、疾走そして息絶える。このシーンに興味がわき、「一体何が?」って感じで見入ってしまった。こんな始まり結構好きなんですね。テンポがあって!それと実話ということも気になったんです。
その後は、音楽も無く殆んど無音の中で淡々とストーリーが進行します。普通で地味な作品です。最初の緊迫感は、FBIの女性捜査官が、地元の監察医相手に、他殺か事故かでもめるあたりですね。
そこに流れるのは、ネイティブアメリカンに対する差別や無視で何の捜査もしない地元警察官に怒りを感じる。見て見ぬ振りするなんて、まさに狂気です。
正直、未見でしたので期待もしていなかったのですが、冒頭の映像に惹かれたのでしょう。カテゴリーがミステリーなんて書いてありましたが、これはヒューマンドラマかもしれません。
その他、銃撃戦があり、復讐劇でもあり、最後まで一気に見てしまいました。素晴らしい作品です。ジェレミー・レナーの格好良さもあって、まさにはまり役だと感じました。頼りなさそな、FBIエリザベス・オルセンも好感度で、いい作品に仕上がっています。
〈作品データ〉
原題:Wind River
製作国:アメリカ
製作年:2017年
上映時間:107分
監督:テイラー・シェリダン
出演:ジェレミー・レナー, エリザベス・オルセン, ジョン・バーンサル
ジャンル:ドラマ/犯罪もの/ミステリー
公式サイト:ウインドリバー
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