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ミーン・ホワット・ユー・セイ/サドジョーンズ&ペッパーアダムスクインテット
このアルバムは、1966年にサド・ジョーンズとペッパー・アダムスの共同名義でリリースされました。
私の好きなフューゲルホルンと、これまた好きなバリトンサックスの繊細なアンサンブルがめっちゃグッドな感じなんです。
特に「Mean What You Say」って曲から始まるんだけど、ユニークでポップなアンサンブルと軽快なソロが楽しめます。
私には、個人的にかなりお気に入りで、いつ聴いてもそよ風のような清涼感あるメロディの美しさに心地よい気持ちになります。
このアルバムをきっかけに、サド・ジョーンズのファンになり、大学時代にはフルバンドで演奏してたんだ。
当時はサド・ジョーンズ&メル・ルイス楽団のコピーバンドをだったかもしれないな。もちろんカウントベイシーもいいんだが、サドメルはちょっと違ったバンドスタイルなんです。
卒業してからも、ジャズから離れられずに、このアルバムはずっと愛聴盤として存在感はあった。最近はアップルミュージックで聴いてるけど、どこでも手軽に楽しめるから良いね!
ちなみにこのアルバムでは、サド・ジョーンズを含めて、凄いメンバーが演奏してるんです。
デューク・ピアソンやロン・カーター、メル・ルイスなど、知性や教養が感じられるメンバーばかりで、最後の曲「イエッサー・ザッツ・マイ・ベイビー」は特にいいんだ。
ピアソンのキュートなホンキートンク・ピアノが引っ張って、ニューオリンズ風なアレンジも魅力的で聴き惚れるんだ。
ほんと悔しいくらい気持ち良いアルバです。
ちなみに、ペッパー・アダムスがバリバリ吹きまくってるんじゃないかと期待してたんですが、すっかり裏切られましたね。
Tracks & Personnel
Tracks
Mean What You Say 4:33
H And T Blues 7:37
Wives And Lovers 4:50
Bossa Nova Ova 3:17
No Refill 4:34
Little Waltz 6:25
Chant 5:12
Yes, Sir, That’s My Baby 4:07
1966年4月26日、5月4&9日、ニューヨーク、プラザ・サウンド・スタジオにて録音
Personnel
Pepper Adams – Baritone Saxophone
Ron Carter – Bass
Mel Lewis – Drums
Elvin Campbell – Engineer
Thad Jones – Flugelhorn
Duke Pearson – Piano
Orrin Keepnews – Producer, Liner Notes
Phil De Lancie – Remastered By
Richard Smith – Sleeve
Chuck Stewart – Photography By
最後に、このタイトルについて!
恐らくなんですが、この「mean what you say」はイディオムにある「Say what you mean and mean what you say」のことだと思う。
「言いたいことはちゃんと言って、言うからには本気で言えよ」みたいな感じかな。この演奏には歌詞が無いから、なにを言うのか、言おうとしているのかはわかりませんが………………。
曲の雰囲気から想像するとやっぱり「恋」についてなんですよ!また、曲のタイトルなんて後づけだから、なんとなくなんだろうけどね!(笑)
以下は私のアルバムの裏面です。神戸のレコード店で買いました。(19歳だったかな)
![](https://sorenarini.biz/wp-content/uploads/2023/05/thad-jones2.jpg)
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